近鉄5200系は、1988(昭和63)年に急行兼団体用車両として登場しました。このうち5209系は、1991(平成3)年に登場した5200系の派生形式車両です。
停車頻度の少ない長距離列車への運用を主としているため、両開き1300mm幅で片側3扉の車体を採用し、全て自動転換クロスシートとすることで座席数の確保と快適性を追求しました。正面窓には曲面ガラスを採用し、貫通扉の窓ガラスを縦長にして5208Fまでを5200系、補助電源装置にSIVを採用した5209F、5210Fを5209系、更にボルスタレス台車を採用した5211F~5213Fを5211系として区別しています。
登場時から1999(平成11)年頃までは車体裾にマルーンカラーのラインが入った姿で活躍していました。
■近鉄名古屋線で活躍した近鉄5211系(旧塗装)
■1999(平成11)年以前の車体裾にマルーンカラーのラインが入った旧塗装の姿
■車両番号、VVVFロゴは印刷済み
■種別行先表示、優先座席、弱冷車は付属ステッカー(新規製作)からの貼付式
■列車無線アンテナ、ヒューズボックス、前面貫通幌はユーザー取付け
■ヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、通過標識灯(電球色)が点灯
■フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
※商品の仕様は一部実車と異なる場合があります。