この土蔵は、農家や個人住宅の庭先に建つ小型のものではなく、商家の袖蔵(そでぐら)として店舗の脇に並設され、商品の在庫となる大型のものです。重厚な箱棟と凝った鬼瓦の意匠、「なまこ貼り」の腰板など東日本の古い町並みの中で特徴的な「白壁の土蔵」のイメージを凝縮してデザインしました。