クハ85　100形

「湘南電車」として名高い80系は、幹線における長編成での運用を前提に製作されたため、地方転出にあたっては当然のごとく先頭車が不足する事態となりました。一方で、付随車のサハやサロは余剰気味となり、運転台を取り付ける改造によって先頭車を補う方法で生まれたのがクハ85形です。
種車による差異で多くのバリエーションが発生し、本キットのプロトタイプはシートピッチがやや拡大された1956（昭和31）年から1957（昭和32）年に製造されたグループから改造されたものです。3両が存在し、クラシカルなシルヘッダー付きの車体ながら、窓サッシは製造当時から銀色のアルミサッシであったことが特徴です。
クモユニ74形や103系に準じた新設運転台は、＜170＞サロ85形300番代などにも取り付けられ、模型でも本キットとの切り継ぎ改造により製作することが可能です。また客室部分の切り継ぎにより、モハ80形200番代やサハ87形100番代なども製作できます（実車の研究・加工の工夫が必要）。

・ボディ（グレー成形）
・屋根／床板（グレー成形）
・角型ベンチレーター（グレー成形）
・床下機器 No.4（黒色成形）
・塩ビガラス
・曇りガラス
・ウエイト
・取扱説明書
※詳しくは、取扱説明書をご覧ください。

■板状の未塗装プラ製車体キットです（成型色：グレー）。
■本キットは、クハ85形100番代1両が制作できます。
■未塗装キットのため、ディテールアップ工作や塗装にこだわった製作が可能です。
※塗料はプラ用塗料（GM鉄道カラーなど）をご利用ください。
※動力ユニット、台車、パンタグラフ、車両マークは別売りです。
※本製品にステッカーは含まれません。

※模型化にあたり一部実車と異なる箇所がございます。予めご了承ください。