手順 その2
屋根板パーツを乗せてみます。まだ接着はしません。きつくて入らない場合はボディに合うまで屋根板を削ります。このとき、削りすぎないように少し削ってはボディにあてがってみましょう。うまく入れば成功です。ボディに接着しましょう。もし、削りすぎてスキマができてしまっても、とりあえずそのまま接着しましょう。屋根板に屋上機器パーツ(クーラーやベンチレータなど)を取り付けるのに穴をあける必要がある場合は、接着する前に、ピンバイスとドリル刃を使って開口しておくとよいでしょう。
ここまで組み立てると車輛のおおよその形が見えてきますね。でも、本物の車輛にはない何かがあります。「合わせ目」といって、初めにボディをL字、ロの字に接着した時の線がそれです。これはそのままにしておいて塗装してしまうと格好が悪いので、サンドペーパーを使って消しましょう。もし、合わせ目にスキマがある時は、瞬間接着剤を盛り付けるように使って見ましょう。完全に固まったらサンドペーパーで不要に盛り上がった部分を削ります。サンドペーパーは削る箇所によって使いやすい大きさに切るとよいでしょう。くどいようですがサンドペーパーの作業は根気が決めてです。がんばりましょう。
合わせ目がきれいに消せているかを確認するには、GMスプレーのグレー(HやM)を吹き付けてみると良いでしょう。塗装する前に、ボディ全体を中性洗剤で洗浄(組み立て時の手の油分がボディに付いていると、塗装した時に色がはじけてしまいます)し、乾かすのが原則です。塗装は確認したい所だけに吹くのではなく、ボディ全体に薄くおこなうのがコツです。うまく消えていないようなら、再びサンドペーパーを使って削ります。とにもかくにも根気です。でも、気合が入りすぎて削りすぎないように気をつけましょう。
何度か削り、灰色塗装を繰り返して、ようやく傷の無いきれいな車体ができあがったら、いよいよ車体色の塗装をします。その前に、下地を整えるためにもう一度だけ灰色をスプレーしましょう。灰色が完全に乾いたら、車体色の明るい色から順に塗装します。細長い帯がある車輛の場合は、色の明暗にかかわらず帯の色から塗装します。スプレー塗装のコツは後ほど解説しますが、とりあえずは一度に塗ろうとせずに、1色につき5回に分けて少しずつスプレーすることを覚えましょう。1回ごとに完全に乾燥させるのもきれいに塗装するためのコツです。

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