西武9000系は1993(平成5)年から1999(平成11)年の間に、それまでの101系の車体更新車として10両編成8本の計80両が製造されました。わずかな仕様の差異があるほかは新2000系とほぼ同様の車体となっています。
走行機器などは101系の電装品からの再利用で構成され、2004(平成16)年から2007(平成19)年までに、全ての編成が抵抗制御方式からVVVFインバータ制御方式に更新されました。また、2013(平成25)年頃から2014(平成26)年2月頃にかけて、全編成の戸袋窓が閉鎖されるようになり、形態変化がみられるようになったほか、その後屋根上のベンチレーターが撤去されました。
9101編成は、"SEIBU KPP TRAIN"としてピンク色の塗装にラッピングが施され、2016(平成28)年6月から同年9月末まで運行されました。以降はラッピングが無い状態で運行していましたが、2018(平成30)年3月頃に営業運転を終了しました。
■池袋線で活躍していたころの西武9000系9101編成(ピンク色)
■前面種別・行先表示は点灯式
■車両番号、シンボルマーク(西武鉄道)は印刷済み
■前面・側面行先表示、優先席、弱冷房車、車椅子・ベビーカーマーク、女性専用車は付属ステッカー(新規製作)からの選択式
■列車無線アンテナ(旧型)、ヒューズボックスはユーザー取付け
■避雷器は一体彫刻表現、ラジオアンテナは取付済み
■ヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、前面種別・行先表示(白色)が点灯
■フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
■車端部付きロングシートパーツを搭載(トレーラー車のみ)
■別売りの<50069>増結用中間車6両セットと組み合わせることで、実車と同じ10両編成を再現可能
※商品の仕様は一部実車と異なる場合があります。