東武6050型は6000系の車体更新によって登場した2扉セミクロスシート車両です。
1985(昭和60)年から1986(昭和61)年にかけて2両編成22本が更新により登場、更新途中に車両が不足することから完全新造編成が1985(昭和60)年に1編成、1986(昭和61)年に1編成が増備(これらの2編成は野岩鉄道へ譲渡)され、その後、1988(昭和63)年に7編成及び野岩鉄道向けの1 編成が増備、1990(平成2)年には会津鉄道向けに1編成が製造されました。完全新造編成は台車がSUミンデン型台車になっている点が特徴です。
1996(平成8)年には増解結の効率化を図るため先頭部の連結器が自動連結器から電気連結器付き密着連結器へ交換され、前面向かって左側に取り付けられていたジャ ンパ栓受けが撤去されています。2001(平成13)年3月のダイヤ改正から日光線の普通列車で運用されることとなり、一部の編成で霜取り用パンタグラフが増設されました。
東武鉄道所有の6050型は、2022(令和4)年3月12日のダイヤ改正で定期運用から離脱しています。
■定期運用最終日まで活躍した東武6050型の霜取りパンタグラフ付き編成
■車両番号、新ロゴ、乗務員室立入り禁止は印刷済み
■前面・側面種別行先表示、優先席は付属ステッカー(新規製作)選択式
■列車無線アンテナ、前面貫通幌はユーザー取付け
■ベンチレーター、ヒューズボックスは取付け済み
■臭気抜きは一体表現
■ヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、通過標識灯(電球色)が点灯
■フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
※商品の仕様は一部実車と異なる場合があります。