近鉄12600系は、12410系の改良型として1982(昭和57)年に4両編成で製造された車両で、12000系から続く近鉄特急のデザインを継承した最後の車両となりました。
1986(昭和61)年には、12602編成が増備されましたが、パンタグラフがMc車、M車とも各1基となり、トイレ・洗面所窓が省略されています。12601編成も更新に際してパンタグラフが各2基から1基に削減され、トイレ・洗面所窓が埋められました。
さらに近年の車体更新工事(B更新)では、喫煙室が設置され、乗務員扉の交換、新塗装化が行なわれました。2編成のみの少数派のグループですが、上記の登場経緯の違いにより、それぞれで屋上の構成が異なるのが特徴です。
■12600系B更新による乗務員扉交換後の姿を新規金型で製品化
■前面ヘッドマークを点灯化(白色)、表示は「名古屋」(幕仕様)を印刷済み
■車番、側面行先表示器(白地)、座席表示、号車表示器(黒地ベースのみ)は印刷済み
■前面ヘッドライトケース、ヘッドマーク枠、標識灯カバー、ワイパーは印刷済み
■列車無線アンテナ、ヒューズボックスはユーザー取付け、臭気抜きは取付済み
■走行中はヘッドライト(白色)、テールライト(赤色)、前面ヘッドマーク(白色)、通過標識等(白色)が点灯
■室内シートはブルー色で成形
■モ12650は、編成により異なる屋上配管を、<30932>基本セットと<30933>増結セットでそれぞれ作りわけ
※商品の仕様は一部実車と異なる場合があります。