BEC819系は、JR九州が開発した世界初の交流による蓄電池車で、大容量蓄電池と急速充電システムを備えています。電化区間ではパンタグラフを上げて通常の電車として走行し、非電化区間では、電化区間で架線からの電力と回生ブレーキから発生する電力で充電した蓄電池からの給電により、パンタグラフを下げた状態で走行します。
車両は817系に準じた仕様・性能を有し、併結運転も行なわれています。側面乗降扉の青と、クハBEC818の床下一杯に配置された青い蓄電池が特徴です。
香椎線の全列車819系化に併せて増備された300番代は、連結器や一部交流機器の形状変更のほか、側面に乗降監視用カメラが設置されました。
■車体側面に設置された乗降用カメラを表現、屋根上交流機器の一部の形状変更も再現
■種別・行先表示(前面・側面:オレンジ色LED仕様)は香椎線専用のものを収録した付属ステッカーを新規製作
■車両番号、JRマーク、コーポレートマークロゴをはじめとする各種車体表記を精密に印刷済み
■列車無線アンテナ、信号炎管は一体彫刻表現、クーラーは初期型と同形を流用
■避雷器、屋根上交流機器は取付済み
■走行中はヘッドライト(白色)、テールライト(赤色)、前面行先表示(白色)が点灯
※4両編成の中間部に位置する前面のライト類は非点灯
■床下機器は特徴的な青色の蓄電池箱を再現
■フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
※商品の仕様は一部実車と異なる場合があります。