山陽5030系は、1998(平成10)年2月から開始された山陽姫路〜阪神梅田間での直通特急運転に備えて、従来の5000系を増備する形で製造された19m3扉アルミ車両です。
5000系に準じたデザインながら、車内は2列+1列の転換式セミクロスシートを備え、山陽電鉄では初の三相交流誘導電動機とIGBT方式によるVVVFインバータ制御を採用しています。
直通特急は6両編成を基本に運転されており、本形式は1998(平成10)年に6両編成2本、2000(平成12)年に5000系を6両化するための中間車の合わせて20両が製造されました。
■山陽電鉄のシンボルマークが現在の様式に変更され、標識灯が緑色の頃の姿を製品化
■前面種別行先表示器は白色LEDにて点灯化、種別「直通特急(黄)・阪神梅田」を印刷済み
■車両番号、社紋、シンボルマークは印刷済み
■側面方向幕、弱冷房車、優先席は付属ステッカーに収録
■列車無線アンテナ、ヒューズボックスはユーザー取付け、信号炎管、避雷器ランボードは一体彫刻表現
■走行中はヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、前面種別・行先表示器(白色)、標識種別通過灯(緑色)が点灯
■台車、床下機器は5030系専用品を装着
■屋上配管および妻面のカギ外し線を忠実に再現、特徴的な赤色屋上配管は印刷で表現
■フライホイール付きコアレスモーター動力ユニット搭載
※商品の仕様は一部実車と異なる場合があります。